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通勤や日常の移動手段として、効率的で快適な「電動クロスバイク」を検討している方も多いのではないでしょうか。
電動アシストがついたクロスバイクは、坂道も楽に登れ、体力の消耗を抑えつつ移動できる便利な選択肢として、特に都市部や長距離通勤での利用が増えています。
しかし、その一方で、購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔する声が少なくないのも事実です。
多くの方が、電動クロスバイクのメリットに惹かれつつも「本当に必要なのか?」「どのくらい維持費がかかるのか?」「結局、普通のクロスバイクで良かったかもしれない」という疑問や不安を抱えています。
高価な買い物だからこそ、購入後に後悔するのは避けたいですよね。
また、購入前には見えにくいランニングコストや、電動アシストによる予期せぬ不便さも、後々になって気づくポイントかもしれません。
この記事では、電動クロスバイクを購入する前に知っておきたいデメリットや注意点、そして購入後に後悔しないポイントを具体的に解説します。
電動クロスバイクの良し悪しを正しく理解し、あなたのライフスタイルに本当に合うのかを一緒に確認していきましょう。
この記事を読むことで、あなたが抱えている疑問や不安が解消され、納得のいく選択ができるはずです。
- 電動クロスバイクのメリットとデメリットが分かる
- 電動クロスバイクが必要なシーンと必要でないシーンの見分け方
- ランニングコストやバッテリー寿命についてのポイント
- 購入を考える際にチェックすべき注意点
ちなみに、電動クロスバイクだとクロスバイク同様カゴを付けられる場合があります。
クロスバイクに最適なカゴについてまとめたのであわせてご覧ください。
クロスバイクに最適なかっこいいカゴの選び方は?徹底解説! | CYCLING LIFE
電動クロスバイクって本当に必要?
電動クロスバイクは多くの魅力がある一方で、購入してから使い方や用途に応じて「本当に必要なのか?」と疑問を抱く方も少なくありません。
ここでは、電動クロスバイクにまつわるさまざまな不安や疑問点について深掘りし、「後悔しやすいポイント」について丁寧に解説していきます。
購入を考えている方が自分に合っているかどうかを判断する手助けとなるでしょう。
「意味がない」と言われる理由は?
電動クロスバイクに対して「意味がない」と感じる方がいるのは、期待と現実でギャップがあるためです。
例えば、頻繁に街中の短距離移動だけに使用する方や、通勤距離が極端に短い方にとっては、電動クロスバイクに乗っても「意味がない」と感じることが多いことでしょう。
なぜなら、短距離移動や平坦な道での走行は、電動アシスト機能が働きにくい上、クロスバイクとしての走行性能で十分足りてしまうからです。
その結果、一般的なクロスバイクよりも高価な電動クロスバイクを購入しても、アシスト機能の恩恵を満足に感じることが出来ず、「過剰な機能では?」と感じ、結果として「購入しても意味がない」となってしまうのです。
重量はどうなの?
電動クロスバイクは、モーターとバッテリーが追加されるため、通常のクロスバイクよりもかなり重くなる傾向があります。
以下、ブリヂストンの「電動クロスバイク」と「クロスバイク」のスペックを並べてみました。
項目 | TB1e (電動クロスバイク) | XB1 (クロスバイク) |
イメージ | ||
重量 | 22.5kg | 12.0kg |
タイヤサイズ | 27インチ | 27インチ |
ギア変速 | 7段変速 | 24段変速 |
バッテリー容量 | 14.3Ah | なし |
同じクロスバイクタイプであるにもかかわらず、重量が倍近く増量しています。
もちろん、かごや泥除けなどのパーツの選択によって多少のズレはありますが、20kgを超えるとやはり重さを感じてしまうでしょう。
クロスバイクタイプで重量が重いと走行中に加速が出来ず、爽快感を感じることが出来なくなります。
そのため、「本当に電動のクロスバイクである必要がある?」と感じてしまう人もいるようです。
出来れば、購入前に重さの違いを実際に感じていただくことをオススメします。
重量はどうしても個人の体感的な部分に依存してしまう部分なので、店舗での試乗し、乗り心地を確かめてから判断することで、後悔が減ることでしょう。
バッテリー管理の手間とコスト
電動クロスバイクを快適に使うためには、バッテリーの管理が欠かせません。
定期的な充電はもちろん、一定期間使用するとバッテリーの交換も必要になり、その分のコストがかかります。
そのため、通常のクロスバイクと比べてランニングコストが高くなります。
さらに、走行中にバッテリー切れの状態になると重さをダイレクトに感じるため、予期せぬバッテリー切れへの注意も必要です。
毎日の通勤や長距離移動に使う方は、バッテリー残量を確認する手間が増える点も電動クロスバイクの懸念材料の一つです。
楽じゃない?走行中のサポート限界
電動クロスバイクがもつアシスト機能は坂道や動き出しの際に確かに便利な機能ですが、もちろん限界があります。
電動自転車のアシスト機能は、一般的に坂道や動き出しへを補助し、トップスピードになるとアシストをやめる仕様になっていますが、電動クロスバイクでも同様です。
しかしながら、クロスバイクタイプの電動自転車は、ママチャリや子供乗せタイプと異なり、ギアの調整である程度の坂や動き出しの際はアシストがなくても走れてしまい、トップスピードまで容易に辿り着けるものです。
そのため、アシスト機能が活躍できる場が他の電動自転車と比べて少なく、「この機能は本当にいるのか」と感じる原因になるようです。
また、他の電動自転車同様、長時間のアシストを続けると途中でアシスト機能が働かなくなるため、長距離移動ではアシストの限界を感じやすくなります。
アシスト機能が切れた場合、通常のクロスバイク以上の重さを感じながらペダリングをする必要があり、逆に負担が増えることも。
これにより、長時間のサイクリングや坂道が多い地域では「思ったよりも楽じゃない」と感じるケースがあるでしょう。
購入後も続く後悔?
電動クロスバイクを購入してから後悔しやすいケースには、費用対効果が挙げられます。
例えば、週に数回しか乗らない方や、数キロ程度の短距離しか走らない方にとっては、初期投資やランニングコストに見合わないと感じる。
また、屋外での保管が主な方は、バッテリーやモーター部分の管理に手間がかかる場合が多く、日常的に整備が必要なことが不便に感じられることもあります。
電動クロスバイクの購入で失敗しないためには、自分のライフスタイルや使用するシーンを購入前に具体的に考えておくことが必要です。
電動クロスバイクの選び方とおすすめポイント
ここまでは電動クロスバイクを買った時に後悔してしまう点を説明してきました。
では、電動クロスバイクは購入しない方がいいのでしょうか?
結論から言えば、そのようなことはありません。
電動クロスバイクは「電動アシスト自転車」と「クロスバイク」の両方の性質を持つが故に、期待値が高まりすぎているだけなのです。
電動クロスバイクは、通勤通学はもちろん、ロングライドでも使用可能ですので、ここからはシーンに合わせてオススメの電動クロスバイクを紹介していきます。
通勤・通学におすすめの電動クロスバイク
通勤や通学に電動クロスバイクを選ぶ場合、通勤距離やルートの状況に応じた仕様の自転車を選ぶことで後悔することは無くなります。
先にも記載しましたが、短い距離や平坦の道ではメリットが少ないため、坂道が多いエリアや長距離での走行を想定して紹介させていただきます。
ブリヂストン「TB1e」
先ほどから紹介しているブリヂストン「TB1e」。
この自転車は電池容量が14.3Ahもあり、走行可能距離が最大で200kmとロングライドに適しています。通勤通学のように毎日乗られる自転車は、電池容量が小さいと充電回数が増え、面倒となります。
その点、この電動クロスバイクは、電池容量が多い上、独自のシステム「DUALDRIVE」が採用され、走行中に充電されます。(回生充電)
平坦な道におすすめの車両は?
平坦な道には向かないと書きましたが、おすすめ出来る電動クロスバイクもあります。
それは軽量の電動クロスバイクです。
一般的な電動クロスバイクは重量が増す傾向にありますが、最近では軽量設計を実現したモデルも増えています。
軽量な電動クロスバイクの利点はバッテリーが切れた際にも普通のクロスバイクと同じ感覚で走行できる点なので、アシストは補助程度でクロスバイクの走行性をメインに楽しみたい方におすすめです。
ルノー「E-MAGIC」
フランスの自動車メーカー「ルノー」が手掛ける電動クロスバイク「E-MAGIC」
この自転車をおすすめする理由は、圧倒的な軽さです。
重量はたったの16.6kgで、他の電動クロスバイクよりも軽く、一般的なクロスバイクに近い重量になっています。
その分、電動アシスト機能は弱く5.2Ahしかありませんが、変速16段ギアの走行力があれば、アシスト機能は走り出しの補助だけで十分であり、平坦な道はクロスバイクの走行性能で足りることでしょう。
街乗りにおすすめは?
電動アシスト機能を一番使用するシーンは停車からの走り出しではないでしょうか。
街乗りはストップ&ゴーが多いため、電動アシスト機能を重宝するため、電動クロスバイクも選択肢として優れたものと言えるでしょう。
また、街乗りの場合は買い物も想定されるので、カゴやリアキャリアがある自転車を選ぶといいでしょう。
パナソニック「ハリヤ」
パナソニックの電動クロスバイク「ハリヤ」。
外装7段変速と約27インチのタイヤサイズで、スポーティーな乗り心地を実現し、力強いアシスト機能で、街乗りでも不自由なく走行出来ます。
加えて、クロスバイクタイプの自転車の中では、比較的大き目なカゴも取り付けることが出来るため、買い物でも重宝する作りとなっています。
とにかく走行性能にこだわりたい場合は?
電動クロスバイクを購入する人の中にはクロスバイクでは味わえない、力強い走行性能を期待する人もいることでしょう。
電動クロスバイクの中にはクロスバイクよりも早く走ることが出来るモデルももちろんあります。
電動アシストの力を最大限引き出せる車両を紹介させていただきます。
ヤマハ「CROSSCORE RC」
ヤマハ「CROSSCORE RC」は、フレームがアルミフレームを、コンポーネントにはSHIMANO CUESを採用するといった上位モデルのクロスバイクの仕様となっています。
また小型でも強い出力を出せるモーター「マルチアクティブドライブユニット」を採用することで、ペダリング効率が向上しています。
【番外編】クロスバイクと電動クロスバイクってどちらを選ぶべき?
電動クロスバイクと通常のクロスバイクのどちらを選ぶかは、使用目的や日常生活での利用シーンによって大きく変わります。
先ほどからお伝えしているとおり、坂道が多いエリアでの通勤や長距離移動には電動クロスバイクが便利ですが、コストを抑えたい方や運動を重視したい方には通常のクロスバイクが適しています。
また、バッテリーのメンテナンスやランニングコストが必要となるため、長期的な費用も含めて検討することがポイントです。
個人的には電動クロスバイクは、電動アシスト機能の性能を活かしきれない場面が多いため、コストパフォーマンスに見合った活躍は出来ないと考えています。
電動アシスト機能を付けるのであれば、子供乗せタイプや折りたたみタイプなど、通常走行において、電動での補助があると便利な車種に付けることをオススメします。
レトロ風のおしゃれな電動自転車とは?魅力と選び方を徹底解説 | CYCLING LIFE
まとめ
電動クロスバイクは、通勤・通学やロングライドにおいて活躍できる便利な自転車ですが、後悔も多い自転車でもあります。
購入前にいくつかの点に注意を払うことで、後悔のリスクを減らすことができます。
電動アシスト機能がもたらす快適さや走行距離の延長といった利点は魅力的ですが、一方でバッテリー管理や重量に伴う使い勝手、定期的なメンテナンスコストなど、通常のクロスバイクにはない手間や費用も発生します。
本記事では、電動クロスバイクの「意味がない」とされる理由や、購入後に後悔しやすいシーン、そしてクロスバイクと電動クロスバイクの違いを詳しく解説しました。
最適な選択をするためには、自分の生活スタイルや用途、頻度に応じたモデル選びが重要です。
電動クロスバイクを適切に選ぶことで、快適で充実したサイクルライフが待っています。ぜひ、本記事の内容を参考に、後悔の少ない購入を実現してください。
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