坂道もラクラク!初心者におすすめな坂に強いクロスバイク3選

スポーツバイク(ロード・クロス)

通勤や通学時に坂道が多くて大変な思いをしている人って意外と多いんじゃないんでしょうか?

ママチャリでは坂がしんどいからクロスバイクに替えたいけど、クロスバイクなら本当に坂が楽になるのか不安ですよね。

また、クロスバイクも種類が多く、「どんなモデルを選べばいいの?」「坂道で疲れにくい方法ってあるの?」という悩みも出てくるかもしれません。

クロスバイクは初心者から上級者まで愛用される便利な乗り物ですが、坂道に対応した選び方や使い方にはコツがあります。

この記事では、坂道でもラクに乗れるクロスバイクの選び方やおすすめモデルを詳しく解説します。ぜひ参考にして、坂道走行の不安を解消しましょう!


この事でわかること
  1. 坂道に強いクロスバイクの特徴
  2. 坂道でしんどさを軽減する方法
  3. 初心者でも扱いやすいクロスバイクの選び方
  4. 坂道走行に適したおすすめモデル

なお、坂道を楽に登るにはクロスバイク以外の選択肢として電動自転車が挙げられます。

電動自転車に興味のある方はこちらの記事もオススメですよ!


坂道を楽にするクロスバイクの選び方

サイクリングライフ

坂道を楽に走るには、クロスバイクの選び方が非常に重要です。

特にフレームやギア構造、パーツ選定が快適な坂道攻略の鍵となります。

このセクションでは、坂道走行に最適なクロスバイク選びのポイントを詳しく見ていきましょう。

坂道で強さを発揮するクロスバイクの特徴

坂道を楽に上るためのクロスバイクには、フレームの軽量化を始めとする特徴が求められます。

このセクションでは、坂道走行に特化したクロスバイクの特徴について詳しく解説します。

フレームの軽さが一番

出典:「Giant 公式

坂道で最も大きな負担となるのが、自転車の重量です。

フレームが軽るければ軽いほどで、力が必要なく、坂道を軽々と登ることが出来るでしょう。

クロスバイクに使用される主なフレームは次の3種類です。

  • 「クロモリ」
  • 「アルミフレーム」
  • 「カーボンフレーム」

それぞれの特徴は以下のとおりです。


クロモリアルミカーボン
軽さ
価格安い高い
耐久性×
(割れやすい)

どちらのフレームも軽量素材を使用したフレームなので、ぜひ選ぶ際の参考にしてください。

ちなみに初心者の方にオススメなのはアルミフレーム」です。

フレームの剛性も大事

また、フレームの「剛性」も坂道での性能に大きく関わります。

剛性とは簡単に言えば「変形のしにくさ」のことを表します。

自転車のフレームって人が乗る際に様々な力が加わっています。見た目ではわかりませんが、実は走行中にしなっていたりするものなのです。

クロスバイクのようなスポーツバイクは剛性が高い、つまり変形しない方が良いとされています。

フレームが高い剛性を備えていると、ペダリング時の力が無駄なく後輪に伝わり、坂道を効率よく登ることが可能です。

アルミフレームは剛性と軽量性のバランスが取れており、初心者の方におすすめです。

中級者や上級者の方はロードバイクにも使用されるような「カーボンフレーム」がいいでしょう。

坂道用ギア構造の違いと選び方

クロスバイクのギア構造も、坂道での快適性を大きく左右します。

特に、急勾配の坂を楽に登るためには、適切なギアや変速機(ディレイラー)の選択が重要です。

坂道の攻略のカギは「変速機」

サイクリングライフ

自転車のギア変速には、主に「内装変速」と「外装変速」の2種類があります。

ママチャリでは主に「内装変速」が採用され、クロスバイクでは主に「外装変速」が採用されています。

坂道を含むさまざまなシーンでの走行を考慮すると、変速幅が大きい(ギアの数が多い)外装変速機が最適です。

特にクランク(ペダル側のギア)とスプロケット(後輪側のギア)でそれぞれ変速機能が付いているモデルは坂道に強いでしょう。

また、ギア数が多いのも坂道の勾配によって細かな調整が出来るのでオススメです。

コンパクトクランクの効果

出典:「Giant公式

坂対策としてクランクを交換するのも効果的です。

クランクとは、簡単に言えばペダル側のギア部分のことを指し、主に「ノーマルクランク」と「コンパクトクランク」の2種類に分けられます。

これら2つの違いは「歯の数」にあり、「コンパクトクランク」は「ノーマルクランク」と比較して数が少ないのです。

これにより、ギア比が小さくない、少ない力でペダルを漕げるようになるため、急な坂でも無理なくペダルを回すことができ、体力の消耗を抑えることができます。

そのため、「コンパクトクランク」は坂道に強いと言われています。

坂道走行を快適にするパーツ選び

坂道を快適に走るためには、フレームやギアだけでなく、サドルやハンドルといったサブのパーツの使い方も大事になります。

サドルの適正な高さ

実は坂道を走る上でサドルの高さはかなり重要になります。

ママチャリを使用していた人は高さを気にしないため、足が付けば問題ないと捉える人が多いですが、クロスバイクではそうはいきません。

サドルの高さが適切でないと、ペダルに力を効率よく伝えられないからです。

一般的には、足がペダルの一番下にあるときに、軽く膝が曲がる高さが理想です。

ハンドルの角度と高さ

ハンドルの角度や高さも重要です。

クロスバイクでは基本的に前傾姿勢になるようにハンドルの角度や高さを調整しましょう。

こうすることで、走行中に前傾姿勢を取りやすくなり、坂道での効率的なペダリングが可能になります。

特に初心者の方は、サイクルベースあさひなどのサイクルショップに相談して、最適なポジションを設定してもらうとよいでしょう。

初心者が気をつけるクロスバイク選びの注意点

クロスバイク初心者の方が坂道を快適に走るためには、自分の目的に合った適切なモデルを選ぶことが重要です。

ここでは、坂道に適したクロスバイクを選ぶ際の注意点について詳しく解説します。

費用対効果の高いモデルを選ぶコツ

まずはクロスバイクを選ぶ際に必要以上に高価なモデルを選ばないことがポイントです。

高い金額の方がよいと思われがちですが、実際にはそうではありません。

最初からプロ向けの高性能モデルを購入してしまうと、使いこなせずコスパが悪く感じることがあります。

例えば、5万円~10万円程度の価格帯のクロスバイクは、軽量なフレームや変速数が多いギアが搭載されていることが多く、初心者にも扱いやすいです。

坂道に適したメンテナンス性の確認

クロスバイクを購入する上で金額と同じくらい大事な要素があります。それは、メンテナンスのしやすさです。

特に通勤通学で使用する上、坂道を走行するとなると、必然的にギアやブレーキ、チェーンへの負荷が増えやすくなります。

クロスバイクはママチャリと異なり、メンテンナンスを怠るとすぐに故障や不具合を引き起こします

ママチャリはタフなものが多く、ほとんどメンテンナンスをしなくても乗れてしまうため、メンテンナンスをする習慣がない人がほとんどです。

クロスバイクを購入する際はメンテンナンス性の高いものを選びましょう。

具体的にはブレーキの調整やチェーンの手入れが簡単なモデルがオススメです。

たとえば、ディスクブレーキよりもメンテナンスが手軽なリムブレーキを搭載したモデルは、初心者には扱いやすい選択肢です。

また、チェーンには錆びにくいコーティングが施されているものを選ぶと、雨の日の坂道走行でも安心です。

このように、初心者にとってメンテナンス性は大きな選択基準のひとつです。


坂道に強いクロスバイクおすすめモデル3選

サイクリングライフ

坂道を快適に走るためには、自分に合ったクロスバイクを選ぶことが重要です。

ここでは、坂道に特化した特徴を持つ3つのおすすめモデルをご紹介します。

それぞれの性能やメリットを詳しく解説し、購入時の参考になる情報を提供します。

高コスパの人気モデル

初心者で何を選べばいいかわからないと思われている方にはこちらをオススメします。

Giant「Escape R3」

出典:「Giant公式HP

有名メーカー「Giant」のクロスバイクの中でもエントリーモデルとして優秀な「EscapeR3」

アルミフレームを採用しており、重量が約11kgであるため、軽い部類に入ります。

また、ギアには安心のシマノ製。

シマノ製のギアってだけで安心感が強いですが、EscapeR3には「Shimano Altus」を採用されています。

この価格でシマノ製のギア、しかも「Altus」が採用されているのであれば初心者の方には十分すぎる性能と言えます。

「EscapeR3」性能表

項目詳細
価格¥69,300(税込)
タイヤサイズ700C
ギア(変速数)24段
(フロント3段 × リア8段)
重量11.1kg

全国展開しているサイクルショップのオススメモデル

こちらのクロスバイクも軽量な上、比較的求めやすい金額になります。

あさひ「PRECISION S」

出典:「あさひ公式HP

全国でチェーン展開している「サイクルベースあさひ」のオリジナルモデル「PRECISION S」。

このモデルもアルミフレームと24段ギアを採用しています。

また、ブレーキもリムブレーキを採用しているため、メンテナンスが容易です。

スタンドも初期装備であるため、初心者の方には安心ですね。

「PRECISION S」性能表

項目詳細
価格¥57,200(税込)
タイヤサイズ700*28C
ギア(変速数)24段
(フロント3段 × リア8段)
重量11.5kg

安心の国産メーカーのオススメモデル

まずは国産メーカーを選びたいという人におすすめです。

ブリヂストン「XB1」

やっぱり自転車と言えば「ブリヂストン」ですよね。

中でもXB1は坂に強い仕様となっています。

先に取り上げたGiant「EscapeR3」と同様にアルミフレームと「Shimano Altus」が採用されているモデルです。

比較的に多くのサイクルショップでも取り扱いがあるため、試乗が出来るのもポイントです。

「XB1」性能表

項目詳細
価格¥72,000(税込)
タイヤサイズ700*32C
ギア(変速数)24段
(フロント3段 × リア8段)
重量12.0kg

まとめ

坂道に強いクロスバイクを選ぶポイントは、自分の用途や走行スタイルに合った特徴を持つモデルを見極めることです。

これらのモデルの中から、自分の目的やライフスタイルに最も合った一台を選ぶことで、坂道での走行がより快適で楽しいものになります。

また、試乗や専門ショップでの相談を通じて、自分にぴったりのフレームサイズや性能を確認することも大切です。

最後に、坂道を快適にするクロスバイク選びは、自分自身の走行スタイルや目的を見つめ直す良い機会でもあります。

ぜひ、この記事を参考に、自分にぴったりの一台を見つけて、坂道ライドを楽しんでください!

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